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2019年8月17日 (土)

健闘したが及ばず

熱戦が続く甲子園。今日は第一試合に三回戦に進んだ地元高岡商業の試合がありました。

甲子園最弱県を争う富山県にとって、甲子園で一回戦突破するというだけでも高い壁なのですが、二年連続で三回戦に出場した高岡商業の健闘は県民にとってもうれしいです。

昨年は全国制覇を果たした大阪の大阪桐蔭に1-3で惜しくも敗れましたが、最強大阪桐蔭を苦しめた戦いぶりは記憶に新しいです。奇しくも昨年と同じ大阪代表の履正社との今日の試合。朝から応援していました。

野球エリートが集まる大都市圏の私立高校と違って、県内の高校生が集まった県立高の高岡商業がどこまで頑張れるか。

今日はベスト16の三試合が行われるのですが、二試合目は星稜-智辯和歌山。三試合目は敦賀気比-仙台育英と北陸勢が立て続けに登場するという史上初の記念すべき日だ。しかも、四試合目は富山と全国最弱を争う山形の鶴岡東-関東一高がある。鶴岡東は公立校ではありませんが、基本田舎を応援しますので、応援します。春準優勝の習志野を二回戦で破った戦いは見事でした。

富山、石川、福井の北陸三県としては、福井の敦賀気比が平成27年の春の選抜に北陸勢として初の優勝を果たし、石川県の星稜は夏のベスト4が2回、準優勝1回と甲子園の歴史を語るうえで外せない名門校である。そして富山といえば、県勢ではベスト8が過去に4回あるのみで、101回の夏の甲子園の歴史でも通算で30勝しているだけ。基本的には一回戦敗退か一回勝つのが精いっぱいというところだ。

しかし、ここ10年で言えば、6回一回戦突破を果たしており、万年一回戦負けが当たり前という状況ではなくなってはきています。

北陸三県の高校がそろって一回戦を突破したというのは長い歴史の中では過去2回しかありませんでした。もっとも60回記念大会以前は各県1代表ではなかったので、北陸三県からは3校が出ていたわけではないですけどね。

今大会は北陸勢としては3回目の三県そろっての一回戦突破になりました。しかも三県そろって二回戦も突破してしまった。2014年以来二度目の事。しかも今日は三試合連続で試合がある。はっきり言ってこんな日はあと100年訪れなくても全く不思議ではない奇跡の日。

どこも勝って、北陸三県そろってのベスト8となってもらって北陸三県過去最高記録を更新してもらいたいものですけどどうでしょう。

試合はやはり履正社の強力打線が圧倒しましたが、高岡商業もヒット数では負けていませんでした。結果4-9で敗戦となりましたが、最終回の3連打を含む攻撃で2点を反撃した打線は見事でした。あっさり負けないところがいいですね。別にプロ注目のピッチャーやバッターがいるわけでもなく、大健闘といってもいいと思います。

富山県勢が甲子園で大阪のチームと対戦するのは意外と少なくて今大会の高岡商業-履正社戦で5試合目である。通算成績は1勝4敗。唯一の勝利は昭和33年。蜃気楼旋風と呼ばれた魚津高校が一回戦で浪華商業破った試合である。ベスト8で延長18回引き分け再試合で板東英二の徳島商業に敗れたあの大会の一回戦が唯一の大阪の高校に勝った試合。

浪商といえば春2回夏2回の優勝を誇る昭和20年~30年代最強の高校の一つだったと思います。徳島商業との引き分け再試合しか注目されませんが、初出場の魚津が浪華商に勝ったのは当時はかなりの衝撃だったんじゃないかな?大番狂わせだと思います。今で言えば地方の初出場の学校が大阪桐蔭に勝っちゃうような感じでしょうか。

戦前の昭和15年、初出場の富山商業が大阪の名門市岡中に一回戦で敗退し、その後、1987年にPL学園、2018年に大阪桐蔭、そして今年2019年に履正社と大阪の高校と対戦したのはいずれも高岡商業で残念ながら大阪の壁は高岡商業にとってはいまだ破れない壁になっています。

1987年のPL学園は歴代甲子園最強チームはどこか?と言われるとこのチームだといわれる事も多い5人がプロ入りしたチームで、桑田清原の時代にもなしえなかった春夏連覇を果たしたチームです。

中日で活躍した立浪、日本ハムで活躍した片岡、横浜のエースになった野村、巨人で抑えとして活躍した橋本、ヤクルトの宮本慎也。この五人がスタメンに名を連ねる今考えてもインチキみたいなチームでした。

常々残念に思っているのですけど、甲子園の解説では過去の歴史、データというものが意図的に語られる事はありません。例えば、富山県勢が勝ったら、富山県勢として甲子園で通算何勝目だとか、勝率はどうだとか。聞いたことないと思います。言わないから。野球はデータで語ると大変面白いんですけどねぇ。特に101回も歴史を積み重ねてきている高校野球の膨大なデータってまとめたら最高に面白いと思うんだけどなぁ。

違ってたら申し訳ないけど、今日の高商の試合が引き分け再試合を除いて、甲子園での県勢の90試合目。通算成績は30勝60敗。勝率は0.333のはず。

なんだ?案外勝ってるんじゃない?と思いがちですが、実は勝率では全国の下から数えて何番目かといったところ。最近頑張って勝率を上げてきていますけど、1988年から1997年までの10連敗などの勝てなかった過去が響いています。

個人的に各データを集めているサイトも様々あって面白いんですけどね。甲子園大会はもうかってるんだから、甲子園の収益を高野連の使途不明なお金にしないで、責任もって甲子園の様々な成績をデータベース化してくれればいいのになぁ。

ちなみに富山県勢がまだ甲子園で対戦していない県も案外多いのです。以前は一回戦が西と東に分かれていて東のブロックにあたる富山は東ブロックの高校と一回戦で対戦しないという2006年までの抽選方式の影響もあるんですけどね。

春夏通算でも、青森、宮城、山形、福島、茨木、岐阜、三重、高知とは一回も対戦していません。結構意外。ちなみにもっと意外なのは、勝ち越している県は唯一愛知だけ。対戦試合数も愛知が7戦と一番多いのだが、なぜか愛知に強い。愛知は春夏通じて優勝回数が大阪に次いで多い強豪県なんですけどね。

富山県だと試行回数が少ないんです。甲子園で勝てば勝つほど試合回数は多くなるのですけど、一番勝率の高い大阪なんて過去通算甲子園で春夏通じて600試合以上しています。富山県はというとすぐに負けちゃうから、120試合ほどしかしていません。5倍の差があります。

でも最強の大阪も愛知には通算で負け越しているのだ。という事は富山の方が強い?

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