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2016年4月16日 (土)

いよいよ木落し

いよいよ御柱が木落し坂に近づいてきます。

御柱を曳くためについている親綱がかなりの長さなので、坂に御柱がたどり着くかなり前に綱の先端が坂にさしかかります。

曳く人は綱を持ったまま柱が進むのに歩調を合わせて坂をゆっくり下りていくことになります。Img_4388 坂をそうして下りていくことができない人や、女性や子供達は迂回路を通って先に坂の下に下りていきます。先に下りた妻が坂の横から撮影した写真。

綱を持った人々が坂を下りるのが見えます。Img_4392 ようやく私も坂にさしかかりました。印の所にいるのが私です。Img_4391 坂の途中には消防の方が拝されて転げ落ちる人を受け止める体勢です。

綱につながる人が多く、誰かが転んだら当然その巻き添えになって雪崩を打って転んでしまうので、何度も何度も消防や、役員の人が諦めて下に行くように促しています。

それでも諦めきれないのでみんなそのまま下りようとするのですが、綱が進むたびに、多くの人が転んでいきます。結局女性やお年寄りのほとんどが坂の途中で消防の人に守られて横に逃げていきました。

一度すっころがってみないとどうしても諦められないようです。201604105 少し坂を下りたところから坂の上を撮った写真。綱は進むたびに横に勢いよくブレたりしますのでそこでまた人が転びます。綱に巻き込まれるようになる人もいました。201604104 坂の途中から下を見た感じ。坂は硬い粘土質の土で、その上に笹のような草が生えていて、湿ってますのでかなり滑ります。

綱につながっているとはいえ、かなりの急角度で足がすくんでしまうと登るも降りるもできなくなって、消防員に抱えられて横に連れて行かれます。

私はスキーをするので、この程度の坂は普段から滑りますから、それに対する恐怖心はありませんが、30度を超える斜面に立つのはなかなかスリリングです。

しかも、御柱はゆっくりゆっくり進みますから、ちょっと進んではしばらく止まってを繰り返し、結局坂の中腹で踏ん張ったままかなりの時間を過ごすことになります。そこそこの体力が無いと長時間坂で踏ん張っていられません。

とりあえず、なんとか坂の下まで綱を引いて降りることができました。201604107 ようやく御柱が坂の上に顔を出すと、綱が左右に広げられて、その真ん中でセレモニーが行われます。2016041010 木遣りが歌われ、かけ声と共に少しずつ少しずつ御柱が坂にせり出してきます。だんだんボルテージが上がってきます。Img_4399 やがて柱の後ろに張られた綱がオノで切り落とされると、一気に御柱が坂を下ってきます。

ここに至るまでの長い長い道のりを考えると本当に一瞬です。

柱を追いかけて坂を多くの男達が駆け下ります。あの坂を何にも掴まらず走って下りるのはかなり根性がいると思います。Img_4401 御柱は無事に坂の下まで駆け下りて、柱の先端に人々が集まって柱にまたがって坂を下りた華乗の人たちをたたえ合います。

すぐ眼前で木落しを見ることができました。ただ見るのとは違って、朝からずっとここまで柱を引っ張ってきましたから、木落しが成功して本当によかったと思います。Img_4421 坂の下に御柱が落ちてもそれで終わりではありません、再び1kmくらいの道のりを木が仮置きされる注連掛という場所まで曳いていきます。

そこには金曜日から運ばれてきた御柱が並べておいてあります。

帰る時間がありましたのでこの道中で再び駅に向かって帰路につきました。

中途半端で終わる形になってしまいましたが、仕方ありません。Img_4425 注連掛に行くとすでに曳航を終えた先の御柱の方々が綱を片付けておられました。Img_4427 再び桜並木の中山道を通って駅に向かいます。

この二日間かなり中身の濃い体験ができたと思います。念願の御柱祭りを見ることができました。

あまりに嬉しくて今回はたくさんの記事を書きました。

来月の中頃にはいよいよ柱が立てられるのですが、それは見に行くことができません。

そのうち自分が曳いた柱が秋宮に立てられている姿を見に行ってみたいと思います。

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コメント

お疲れ様でした。
臨場感が伝わる素晴らしい内容ですね。
柱が坂を下りるのはほんの一瞬のことなんですね。

投稿: SILVIA おじさん | 2016年4月16日 (土) 19時04分

SILVIA おじさん
テレビでは木落しの場面が繰り返し放送されていますが、実際はそこにたどり着くまでが長いです。そして落ちるのは本当に一瞬の事です。
実際にニュースなどでは放送されない部分を見られましたのでよかったと思います。

投稿: おっぺら | 2016年4月16日 (土) 23時13分

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