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2016年4月14日 (木)

御柱祭り本番開始

いよいよ下社の御柱祭り木落しの最終日。8本の御柱のうちの「秋宮三」という柱を曳くのに参加させてもらいます。

御柱祭りは木落しが有名で、坂に木を落とすお祭りと思われているかもしれませんが、確かに祭りのクライマックスは木落しなのかもしれませんが、山で木を選んで、切り出して、皮をはいで、整えて、曳いて、山から下ろして、神社に建てる一連の行事は結構長い期間かかる神事です。

今回坂を落とされた御柱が神社に立てられるのは来月になります。

御柱祭りを見に行ったと言いますが、正確にはお祭りの一部を見に行ったというところでしょうか。Img_4340 朝早くに岡谷のホテルを出て、電車に乗って下諏訪に向かいます。駅から山出しが行われる木落し坂のさらに奥までは徒歩で向かいます。坂を登って徒歩で1時間半程。結構遠いです。Img_4341 ずっと登りなので疲れます。Img_4343 佐久平へ続く中山道をどんどん行きます。現在は国道142号線です。徐々に法被を着た人が集まってきてみんなで歩きます。Img_4344 国道をそれて木落し坂の上へと続く道。実際の中山道の山道を行った先に木落し坂はあります。Img_4347 木落し坂の上には石碑が建っています。Img_4346 坂の上から下を眺めた写真。この坂を御柱が駆け下りていきます。川の対岸に見えるのは有料観覧席です。一般のお客さんはこのチケットを手に入れないと木落しは見ることができません。Img_4348 この日は三つの柱が坂を下ります。我々は2番目。先頭は「春宮二」ですこちらは緑色の法被です。その横をすり抜けてさらに奥に「秋宮三」のスタート地点があります。Img_4349 春宮二の御柱に乗る人たち。ずっと自分の曳く御柱についていましたから、他の御柱はここでしか見られませんでした。Img_4353_2 目的の御柱に着いたら、今回お招きいただいた知り合いの方に法被と子綱と呼ばれるビニール紐が渡されます。

もちろん参加するのは初めてなので、どうすればいいのやら。Img_4359 御柱の先端には雄綱と雌綱と呼ばれる2本の綱がついています。長さは100mくらいあるでしょうか?それに渡された子綱を巻いて、その子綱を曳くというスタイルらしいです。Img_4354 驚いたのは参加者の数。子綱を巻いて自分の曳く場所を確保しないとつながることはできません。

秋宮三は五つの地区が集まって合同でやっているようなのですが、他の柱も同様みたいです。

この地区の親類もしくは知り合いという形で法被をもらった人だけが御柱を曳くことができるのですが、曳くに際しては老若男女国籍を問わず、誰でもいいようです。

勇壮に坂を下る姿に目がいきがちですが、地域の方々が力を合わせて御柱を曳くというのもこの祭りの大事な一面であるのを知り、面白いと思いました。

あの坂を下るのだから、柱を曳く人というのは選ばれた人なのかと思いましたが、それは坂を下るときだけで、普通に進むときはみんなで楽しみながら曳くことができるのです。

これって結構ありそうで無いスタイルですね。

お祭りというのは、練習を積んだり、その地区に関わりのある人でないと普通は見るだけです。さすがに誰でも飛び入りというわけにはいかないものの、その地区の方の紹介さえあれば、私のようなよそ者でも、外国人でもまったくそんなことにこだわりは無いようです。

法被さえ着て綱を引けばみんな「氏子」という一つの綱を引く仲間という雰囲気です。

みんな気さくに話しかけてくれ。かけ声を合わせて柱を曳く。

長い歴史のある地方の祭りなので、私のようなよそ者が行けば「誰だお前?」という白い目で見られるのではないかと少し心配しましたが、全くの杞憂でした。

さすがに柱の近辺は地域の若者で固められていますが、綱の先はごく普通の一般の人たちです。

お祭りというのは神事であり、とかく排他的なものなのですが、凄くおおらかでオープンですね。

冒頭で「御柱祭りを見に行った」と書きましたが、さらに言うなら「御柱祭りに参加してきた」と言うべきですね。

いよいよ御柱祭りの曳航が始まるわけですが、長くなりましたので、次回に続く。

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